セックスレス

 日本家族計画協会の調査によると、既婚者の44・6%がセックスレスだそうです。10年前から12・7ポイント増えました。女性側の理由の1位は「面倒くさい」だそうですが、本当に深い快感のあるセックスをしていたら、面倒くさくてしなくなることはないと思います。

。結婚すればセックスするのは当たり前です。正当な理由なくセックスを拒否し続ければ、法的にも離婚の理由になるようです。

その反面、生活状況の厳しさや性に対する無知、偏見、無理解や、体調不良が原因でのセックスレスは増えているようです。

性に関する悩み、トラブルは、性情報が氾濫し風俗産業が繁盛している日本でも、正しい性の知識が普及してないためか、なかなか相談できる相手がいない人が多いのではないでしょうか?

このサイトでは、セックスレスに悩む夫婦のために、セックスレスの原因の解明を解消の方法をご提案しています。

性に淡白な日本人

日本はセックス貧困国!?

日本では高齢者も積極的にセックスをしようという空気は感じません。貝原益軒の養生訓などを読むと20歳で4日に1回、30歳で8日に1回、40歳で16日に1回50歳で20日に1回、60歳以上は基本的に射精をしない方がよいなどと書いてありますが、日本人のセックスに対する考え方を象徴しているようです。

2005年の調査ですが、日本人の年間の性交の回数は45回で、調査対象となった41カ国中最低でした。それも下から2番目のシンガポールの6割ほど、41カ国の平均の半分以下で、その低さは突出しています。

性に対する満足度も、中国に次いで下から2番目で、わずか24%(41カ国平均は44%)にすぎず、「私の性生活は単調」と答えた人の比率も中国に次ぐ第2位の13%(同7%)です。「性に対してオープンな考えを持っている」人の比率も41カ国中最低で、わずか20%(同45%)でした。

日本人は、自分の性的な欲求を相手に伝えられているという人の比率が、やはり極端に低く、下から3番目です。オープンさや欲求を伝えられる人の比率が、性の倫理観が厳格と言われるイスラム圏のインドネシアやマレーシアなどに比べても低くて、世界の最下位グループです。

外国人が日本に来ると、水着姿の女性の写真が通勤電車の中吊りに載っていることや、ヌードを載せた週刊誌・新聞が駅の売店で平然と売られていることに、とても驚くそうです。性であふれかえっているように見える日本社会ですが、世界的にみれば、実は極端なセックスレス社会と言えそうです。

2011年調査では、37カ国を対象に、セックスの回数が週1回以上の人の比率を調べてますが、日本はやはり最下位でわずか27%でした。次に少ないイギリス(55%)の半分に過ぎません。これほどセックスが少なければ、少子化が進むのも当たり前でしょう。

NHKが1999年に行った「日本人の性行動・性意識調査」では、30代のセックスレスの比率が19%で、40代(16%)よりも高くなっています。(20~40代で、配偶者か恋人がいて、セックスの回数が月1回未満をセックスレスと定義)

セックスレスの女性は、「パートナーとのセックスに不満」と考える比率が43%と突出して高く、セックスレスの男性の21%を大きく上回ります。非セックスレス層では、男女ともほぼ9割が満足と答えているのとは対照的です。

セックスレス層で女性側の不満が男性側の倍もあるのは、(日本人)女性は男性に何が不満かを伝えないからだと想います。これは体験的にも言えます。

セックスレスのカップルでは、性に関する話題が「まったくない・めったにない」比率が77%。非セックスレス層の43%を大きく上回ります。このことが意味するのは、セックスの問題を解消する回路さえ存在していないということです。

日本では、性を話題にしただけで「下ネタ」といった誤解を受けることが多いと思います。性を社会科学の視点からとらえる作業は下ネタではなく、男女関係にとってとても重要なことです。日本は世界の中で、著しくセックスの頻度が低い社会で、なおかつ性生活に対する満足度も著しく低い社会になっています。

セックスレスの原因

  • 配偶者が好きでなくなったから
  • 夫(妻)にや不満を恨みを持ってるから
  • セックスが面倒くさい、仕事(家事)で時間がないから
  • 疲れているから
  • 子供を産んでから性欲が減退した
  • 相手を異性より家族と感じるようになった
  • 夫(妻)が下手で気持ちよくなれないから
  • 妻(夫)の体に性的魅力を感じなくなったから
  • 子作り以外のセックスは、ふしだらと考えているから
  • 相手が特殊な性癖(アナルセックス、SM、露出趣味など)を強要するから


夫婦間のセックスレスと法律

セックスレスとは特別な事情がないにも関わらず、一ヶ月以上セックスがない状態です。

恋人同士ではセックスレスは法的な問題にはなりませんが、結婚してる夫婦間においては、セックスレスは離婚を申し立てる理由になります。

結婚して夫婦になるということの中には、セックスは含まれます。子供を産み育てる家族を作るという意味においては、セックスは必要不可欠の行為ですし、性欲の満足を結婚に求めることも、何らやましいことではなく、結婚の目的の一つと言っても過言ではありません。

セックスレスが、法律上の離婚原因として認められるかどうかは、個々の夫婦のセックスレスに至るまでの具体的な事情によります。最終的な判断を下すのは裁判官です。

協議離婚の場合

協議離婚では、離婚の条件や慰謝料、親権や養育費まで、お互いの合意があれば基本的に自由に決めることができます。

(協議離婚で)セックスレスを離婚の理由にすることについても、相手が合意をすれば、離婚は成立します。慰謝料の請求も相手が提示した金額に合意すれば、もらえます。

ただ、協議離婚の場合、離婚協議書を公正証書として残しておかないと、相手が慰謝料の支払いをしなかった場合でも、強制的に取り立てることはできませんので、ご注意を。

相手が、離婚や慰謝料の支払いに応じない場合は、家庭裁判所などで、調停や裁判の手続きが必要です。

セックスレスの判断は裁判官しだい

セックスレスが法律上の離婚原因として認められるためには、セックスレスが「婚姻を継続しがたい重大な事由」であり、それによって「夫婦関係を破綻させるまでに至っている」と判断されることが必要です。

セックスレスのダメージは人それぞれですが、調停や裁判で離婚する場合は、判断をするのは裁判官です。裁判官が納得できるセックスレスの証拠とそれによって受けた損害を、提示する必要があります。

どの程度の期間セックスレスが続いていれば、認められることになるかと言うと、過去の判例を見ると、数回、性交渉を拒んだ程度では認められません。夫婦関係を破綻させるとまでは判断されないからです。

おおよその基準としては1年以上セックスを拒否され、なおかつ、セックスレスに至るまで特別な事情がない、といったことが条件です。

裁判所が認めた慰謝料の相場

セックスレスが上記の条件を満たしている場合、慰謝料を請求し認められる可能性は高いです。

セックスレスにおける慰謝料は、精神的苦痛に対する賠償金になるため、セックスレスによる精神的苦痛が裁判所に認められれば、慰謝料の支払いを要求できます。

ただし、慰謝料というものは相手の年収、年齢、婚姻期間など、様々な要素から判断されるので、単にセックスレスに対する慰謝料なのか、離婚全体における慰謝料なのか、といったことからも、認定される金額は大きく違ってくる場合があります。

過去に裁判所が認めたセックスレスに関する慰謝料の相場は、100〜300万円のようです。

セックスレスを解消するために

お互いが納得してセックスレスなら問題ありませんが、お互いに、あるいはどちらか一方が不満を抱いているなら、解決しないと、夫婦関係そのものに亀裂が入りやがては、離婚に至らない場合でも、実質的に二人の男女としての関係は破綻してしまうでしょう。

セックスレス解消の第一歩は、まずは、率直にお互いの不満を伝え合って、話し合うことが必要です。

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